city snap -街撮り-

都会の夜をhardなmonochromeでsnapする。
これはかの有名な「森山大道」さんの代表的な撮影手法です。

昨今は肖像権が強く叫ばれますが、都会のsnapには得も言われぬ魅力があります。日中とは全く違った行動をする人々、太陽ではなく街灯やネオンに照らし出された人工物、after5からは理性よりも本能が顔を出します。
その夜の街をcameraを持って闊歩するとphotogenicなシーンに遭遇する事があります。

しかし街中の人の表情豊かな写真を公開することは憚れる世の中になってきました。
それこそ本人に承認を取ってしまうとsnapの醍醐味である「キャンディッド(相手が気付いていない自然な写真)」な写真では無くなってしまいます。

この街中の人々の表情を収めた写真に関しては賛否両論あります。悪趣味であるとか、自分がやられる立場になってみろとか、プライバシーの問題だとか。

確かにそういう面もあると思います。
他の国と比較するわけではありませんがニューヨークやパリ、ローマ等の主要な都市では日本よりもsnapの文化が認められています。実際過去にパリやローマでは笑顔で答えてくれたり、ポーズを決め込んでくれる人までいました。

日本は世界に誇るカメラ大国です。CanonやNikon、SONYやSIGMA、OLYMPUSやPanasonic、FUJIFILMやRICOH等名だたるメーカーの拠点です。ケータイにカメラを付けたのもSHARPのガラケーが最初でした。そんな日本の「撮る文化」は世界の追随を許しませんが「観る文化」は違った形で成熟しています。日常の記録として写真を撮る文化は存在しますが、snap写真を芸術として認識する事に抵抗がある国なのかも知れません。
因みに私は賛成派の意見も反対派の意見も両論頷けます。
権利やプライバシーも勿論大事ですし、表現の自由と言っても限度があります。
かと言って写真文化が萎縮してしまうような事も寂しいです。SNSが跋扈する昨今個人でも気軽に写真をUPできる時代です。個人個人が思いやりと配慮の有るリテラシーをもって写真文化が励行していければと思っています。
もし今貴方がcameraをお持ちなら是非とも夜の街へ出かけてみて下さい。
人々の表情が映らなくとも夜の街は魅力でいっぱいです。
狭い路地裏や人工灯の陰影、夜景や街中の落書き、昭和を感じる呑み屋街の情景や街に溢れる看板のネオン等そこには人々の生きた証と息吹が感じられます。
切り取った写真を見てみて下さい。そこに写真の魅力が溢れていること請け合いです。

結局は写真は楽しいのです。

自分が生きているこの時代はたった今から過去になります。その情景を写真で切り取り、堪能してはいかがでしょうか。これをきっかけと言っては何ですが、様々な方々に写真を楽しんでいただけたらうれしい限りです。




※此処ではあくまで主観で話をしています。文面の中で様々な解釈、間違った解釈等はあると思いますがどうかご容赦下さい。

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